6/2 日経平均、3日ぶり反落も大引けにかけて下げ幅を急縮小
本日の東京株式市場は、日経平均株価が3営業日ぶりに反落し、終値は前日比200円09銭(0.30%)安の6万6734円24銭で取引を終えました。前日に最高値を更新していたこともあり利益確定売りが出やすく、一時は下げ幅を1400円近くまで広げる場面もありました。ただ午後は相場の底堅さを意識した海外投機筋による先物買いが優勢となり、大引けにかけて急速に下げ幅を縮めた、という一日だったようです。
個人的には、寄り付きの弱さからすると終値の水準はかなり粘ったな、という印象です。
■本日の主な材料
・米国とイランの戦闘終結に向けた協議が停滞しているとの見方が広がり、幅広い銘柄に売りが先行しました。 ・ホルムズ海峡の開放には時間を要し、原油相場の高止まりが長期化するとの見方が、日本株の利益確定売りを促したとされています。 ・景気敏感セクターとされる機械や自動車、商社株などの下げが目立ちました。
■地政学・原油などの外部要因
・中東情勢を巡る協議停滞が、この日の重しになった形です。 ・原油の高止まり長期化観測は、景気敏感株には逆風と考えられます。地政学の話は読み切れない部分が多いので、私自身は深追いしすぎないようにと思っています。
■AI・半導体関連と個別株
・後場は下げ幅を急速に縮小しました。米国でAI開発のアンソロピックが上場申請を発表するなど、投資家のAI株への投資意欲は根強いとみられています。 ・国内債券市場での長期金利低下も支えとなり、東京市場でもAI・半導体関連の一角が強含みました。 ・キオクシアは後場に商いを伴って一段高。取引終了後に控える投資家向け説明会に先駆けた買いが入ったようで、配当などの株主還元や設備投資の拡充方針への期待の声があがっていたとのことです。 ・個別では、TDK・ファストリ・ファナック・信越化が下落。一方でアドテスト・東エレク・ソフトバンクグループ(SBG)・ソニーGが上昇しました。
■指数・市場全体
・TOPIXは続落し、終値は前日比16.46ポイント(0.42%)安の3924.24。 ・JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反落し、6.86ポイント(0.41%)安の1657.27で終えました。 ・東証プライムの売買代金は概算で12兆5012億円、売買高は27億4464万株。値下がり銘柄数は1091と全体の7割で、値上がりは439、横ばいは33でした。
■今後の注目
・米国とイランの協議の行方と、それを受けた原油相場の動向には引き続き注目したいです。 ・AI・半導体関連の物色が続くかどうか、そしてキオクシアの説明会を受けた反応も気になるところです。あくまで最終判断は読者ご自身で、という前提ですが、私はしばらく相場の底堅さを確認しながら見ていこうと思います。