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7/22 日経平均、朝の1300円高から一転して小幅反落


本日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅ながら反落しました。終値は前日比116円59銭(0.18%)安の6万6115円60銭です。朝方は1300円あまり上昇する場面があり、勢いよく始まったのですが、次第に上値の重さが目立ち、大引けにかけて下げに転じるという展開でした。

朝高の主因は、前日の米半導体株高だったようです。21日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5%上昇しました。台湾積体電路製造(TSMC)が2027年に半導体の生産受託価格を最大10%引き上げると日本経済新聞電子版が21日に報じ、半導体の需要が強いとして関連銘柄の買いを誘ったとのことです。22日午前には韓国総合株価指数(KOSPI)が大幅高となったことも支えになり、東京市場でもAI・半導体関連株が買われて日経平均を押し上げました。

■後場に失速、なぜ下げに転じたか

問題は後場です。日経平均は下落に転じました。要因はいくつか重なっていたようです。

・日本時間22日の取引で米ナスダック100指数先物がやや下げ幅を広げたこと。 ・KOSPIも次第に上げ幅を縮小したこと。 ・東エレクなど半導体関連株に利益確定売りが増えたこと。 ・今週は日本株が戻りを試していたものの、一段と買いを増やす材料に乏しく、戻り待ちの売りが出やすかったこと。

これらが重なり、大引け間際には200円あまり下落する場面もありました。せっかくの朝高が帳消しになった格好で、個人的には「戻り待ちの売り」という言葉が今の相場の重さをよく表しているなと思いました。

■為替・原油と内需株の重さ

外国為替市場では、円相場が39年7カ月ぶりに1ドル=163円台となるなど、円安・ドル高の進行が加速しました。さらに中東情勢の緊迫で原油価格が再び騰勢を強め、インフレ懸念が高まっているとのことです。こうしたなか、ニトリHDなど小売りや食料品を中心とした内需株には、業績の先行きを警戒した売りが優勢となり、日経平均の重荷になりました。円安と原油高は、輸入コストの上昇を通じて内需企業の採算を圧迫しやすい、という連想だと思います。

もっとも、日銀の利上げが意識されて三菱UFJなど銀行株には買いが集まりました。利上げは銀行の利ざや(貸出と調達の差)改善につながるとの見方が背景にあるようです。

■指数と個別の物色

・東証株価指数(TOPIX)は続伸し、終値は前日比18.18ポイント(0.45%)高の4033.13でした。 ・JPXプライム150指数も続伸し、2.11ポイント(0.13%)高の1682.89で終えました。 ・東証プライムの売買代金は概算で10兆4377億円、売買高は22億669万株。値下がり671、値上がり840、横ばい47と、値上がり銘柄のほうが多い一日でした。 ・ファストリやリクルートが安く、ソフトバンクグループ(SBG)や信越化は下げに転じて取引を終えました。 ・一方でキオクシアやイビデンが高く、村田製や太陽誘電など電子部品株が買われました。

日経平均は下げても、TOPIXは続伸で値上がり銘柄のほうが多い。指数の顔ぶれ(値がさの半導体・AI関連)が重かっただけで、市場全体が総崩れだったわけではない、という点は頭に入れておきたいと思いました。

■今後の注目

・円安・原油高が続くようだと、内需株の重さと銀行株の物色という色分けは当面続きそうだと私は見ています。 ・半導体・AI関連は米国市場の流れに素直に反応する一方、戻り待ちの売りをこなせるかが鍵になりそうです。 ・関連記事によれば、日経平均先物は大取で続伸し780円高の6万7100円で始まったとのこと。米国株もダウが反発し385ドル高、ナスダックは1.2%高と半導体関連に買いが入っていたようで、翌営業日の寄り付きがどうなるか、私は注目しています。

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