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6/5 日経平均、882円安で続落 AI・半導体「一人負け」 物色先は金融・内需株


本日の東京株式市場は、日経平均株価が続落しました。終値は前日比882円(1.31%)安の6万6588円です。これまで株高をけん引してきたAI・半導体関連の利益確定売りが目立った一方で、金融や内需株などが物色され、東証プライム市場では8割弱(76%)の銘柄が値上がりするという、少し珍しい構図の一日でした。

寄り付きから下値を探る展開で、下げ幅が一時1600円を超える場面もありました。指数は最高値を付けた3日終値から約1800円下がりましたが、値上がり銘柄数が76%にのぼった点を見ると、私は相場全体の地合いが崩れたわけではないと受け止めています。

■なぜ日経平均は下げたのか(AI・半導体の「一人負け」)

・押し下げの主役は、これまで株高をけん引してきたAI・半導体関連株でした。アドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄だけで日経平均を約760円押し下げています。信越化学工業やイビデンなども下げ、ソフトバンクグループも一時3.68%安となる場面がありました。 ・背景には、米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%強下落した流れがあります。その流れを東京市場も引き継いだ形です。 ・和キャピタルの村松一之・運用本部部長は「急ピッチな上昇で利益がでていたAI・半導体が売りの対象になった。ただ、AI・半導体に対する中長期的な期待は変わっておらず、過熱感を修正しさらなる上昇に向かうための『一休み』にすぎない」と話しています。私自身も、ここまでの上げ方を考えると、今日の下げは過熱感の調整という側面が大きいと感じています。

主な押し下げ銘柄(寄与度/騰落率)は以下のとおりです。

・東京エレクトロン:▲423.38円/▲6.61% ・アドバンテスト:▲339.10円/▲4.98% ・イビデン:▲93.52円/▲6.92% ・京セラ:▲51.75円/▲4.93% ・信越化学工業:▲48.77円/▲3.80% ・SCREENホールディングス:▲21.72円/▲6.02%

■物色先は金融・内需株(循環物色)

・半導体株への集中物色が一服し、利益確定売りで得た資金が出遅れ株に向かう「循環物色」が広がりました。岩井コスモ証券の嶋田和昭チーフストラテジストは「市場全体で非AI・半導体銘柄にも循環物色がみられていることは健全」と指摘しています。 ・その代表が銀行株です。三井住友フィナンシャルグループが1.64%高となり、取引時間中には2月12日以来約4カ月ぶりの上場来高値を付けました。三菱UFJフィナンシャル・グループも連日で高値を更新しています。 ・背景には利上げ観測の高まりがあります。日銀が6月の金融政策決定会合で利上げに動く確率を翌日物金利スワップ(OIS)市場から算出すると、5月末の7割程度から足元では9割超まで上昇しているとのこと。3日に講演した植田和男総裁が「利上げの是非についてしっかりと議論する必要がある」と述べたことも材料になったようです。(※利上げは銀行の利ざや改善=収益増につながりやすく、銀行株には基本的にプラス材料です。)

■出遅れ株への広がり

・出遅れ銘柄を物色する動きは、保険株や小売株、建設株などにも広がりました。株式譲渡を発表したT&Dホールディングスが一時8.48%高となり約19年ぶりの高値、イオン(1.42%高)やセブン&アイ・ホールディングス(0.78%高)など小売株も買われています。 ・米国とイランの和平交渉は膠着状態が続くものの、5日午前はアジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格が下落しました。りそなホールディングスの武居大暉ストラテジストは「出遅れ銘柄のなかでもより業績改善の確度が高いものに資金が循環している」とみています。

■今後の注目

・日本時間5日夜には5月の米雇用統計の発表を控えています。先行指標では労働市場の底堅さを示す結果が出ており、米景気の動向を見極める上で注目が集まります。 ・来週は米宇宙会社スペースXの新規株式公開(IPO)や米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されているなど材料が目白押しです。結果次第ではボラティリティ(変動率)の高い相場展開が続く可能性があります

■私の見方

・今日はAI・半導体が「一人負け」した一方で、東証プライムの8割弱が値上がりしたという、中身を見ると下げの割に悪くない一日だったと思っています。資金がきれいに金融・内需へ循環しており、相場全体が崩れたというより、主役が一時的に交代した印象です。 ・私は、AI・半導体の調整がどこまで深押しするか、そして今夜の米雇用統計や来週のCPIをきっかけに循環物色の流れが続くかどうかを見ながら、当面は慌てず構えていこうと考えています。

と言いたいですが、半導体下落をもろに食らってます()

そんな中、半導体指数SOXが一時6%下げたことにより日経先物も大幅下落となっています。

来週にはスペースX上場が待っており、資金循環がおこりそうなため注意が必要です