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6/16 日経平均、ついにザラ場で7万円台 4日続伸で連日の最高値


本日16日の東京株式市場で、日経平均株価は4日続伸しました。大引けは前日比87円00銭(0.13%)高の6万9404円50銭と、連日で最高値を更新しています。取引時間中には初めて7万円台に乗せる場面があり、上げ幅は一時700円超に達しました。ただその後は目標達成感からの売りが優勢となり、急速に伸び悩んで終えています。

数字の上では小幅高ですが、ザラ場で初めて7万円に届いたという事実は、私としては記憶に残る一日だと感じています。一方で、終値が朝方の勢いから大きく後退したことに、足元の過熱感も同時に表れたように見えます。

■なぜ7万円台に乗ったのか(本日の主因)

・最大の材料は日銀の金融政策決定会合でした。日銀は16日までの会合で、追加利上げと、国債買い入れ減額を2027年4月から停止することを決めました。 ・この内容が「想定通りの無難な内容」と受け止められ、買い安心感が広がったとされています。結果発表後に海外短期筋などによる投機的な先物買いが主導し、日経平均を7万円台へ押し上げました。 ・私としては、イベント通過で不透明感が薄れたところに短期資金が一気に乗った、という典型的な展開だったと理解しています。

■伸び悩んだ理由(上値が重かった背景)

・米国とイランの双方が戦闘終結に向けた覚書に署名しましたが、前日の日経平均が既に戦闘終結の合意を織り込んで急伸していたため、物色の広がりは欠いたとされています。 ・前日に急伸した東エレクやソフトバンクグループ(SBG)には利益確定目的の売りが出たほか、トヨタやソニーGなども軟調でした。 ・東証プライムの値上がり銘柄数は約3割の449にとどまり、値下がりは約7割の1079に達しました(横ばいは36)。指数は小幅高でも、中身は売られた銘柄の方が多かったことになります。 ・日本時間16日の取引で米ナスダック100指数先物など米株価指数先物が売り優勢となったことも、日本株の上値を重くしました。

■半導体・AI関連の動き

・15日の米株式市場で、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も5%あまり上昇して最高値を更新しました。 ・前日の米ハイテク株上昇を受けて、アドテストなど値がさの人工知能(AI)・半導体関連銘柄の一角が連日で買いを集めました。キオクシアは連日で上場来高値を更新しています。 ・マリン・ストラテジーズの香川睦グローバルストラテジストは「日米ともにデータセンターへの投資拡大を背景に、メモリーや光製品、半導体製造装置などの関連銘柄には先高観は強い」と指摘していました。

■その他の指数・売買代金

・東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落し、終値は8.46ポイント(0.21%)安の3991.14でした。 ・JPXプライム150指数も3営業日ぶりに反落し、4.43ポイント(0.26%)安の1667.71で終えています。 ・東証プライムの売買代金は概算で11兆9079億円、売買高は22億8101万株でした。 ・個別では、フジクラやファストリ、村田製が上げた一方、TDKやディスコは下げています。

■今後の注目と私の見方

・香川氏は、米国とイランの覚書の内容を詳細に見極めたいとの雰囲気も根強いとしたうえで、「日経平均は足元で急ピッチで上昇していたこともあり、いったんは調整するリスクもある」とみていました。 ・私もこの見方に近く、半導体・AI関連の先高観という土台は崩れていないと思う一方、ザラ場7万円の達成感が出たぶん、当面は高値圏での揺れを覚悟しておきたいと考えています。連日の最高値更新で気持ちは高ぶりますが、私は急がず、調整局面を待つくらいの姿勢で当面は臨もうと見ています。