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7/3 日経平均は反発、米利上げ観測の後退が支え キオクシア急反発


本日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比1010円92銭(1.47%)高の6万9744円07銭となりました。米利上げ観測の後退が投資家心理を支えた一日でした。AI・半導体関連には持ち高整理や利益確定の売りが先行したものの、朝方に安値をつけたキオクシアが急速に持ち直して上げ幅を拡大したことも相場を押し上げました。

もっとも、前日の米株式市場での半導体関連の下げが波及し、日経平均は朝方には1100円下げる場面もありました。そこからの切り返しなので、値動きの荒さは相当なものだったと思います。

■本日の主な材料

・2日発表の6月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が市場予想ほど伸びなかったことが起点でした。米景気は堅調を保ちつつも、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急ぐほどではないとの見方が広がり、消費関連株などに買いが向かったとのことです。 ・東京市場でも、商社や医薬品のほか、小売りの一角など、AI・半導体と比べて株価上昇が出遅れていた幅広い銘柄へ買いが入りました。物色の裾野が広がった格好で、私は地合いの底堅さを感じます。 ・上昇したのはファストリ、リクルート、スクリン、ローム。一方でソフトバンクグループ(SBG)、信越化、大塚HD、KDDIが下落しました。

■なぜ荒い値動きになったか(キオクシアと外部要因)

・3日は米国が独立記念日の振り替え休日で、株式・債券・商品市場が休場でした。東京市場では短期筋中心の売買で振れ幅が大きくなり、日中値幅は2178円に達しました。 ・個別ではキオクシアが朝方に11%安となった後、一転して買いが優勢となり、後場は10%高。アドテストや東エレクも上昇に転じました。この振れ幅の大きさは、休場で海外勢の主導権が薄れた需給要因が大きかったのだと思います。 ・後場に入ると日経平均は一段と騰勢を強めました。半導体株主導で日経平均との連動性を強めている韓国総合株価指数(KOSPI)が大幅高となったのにつれ、日本株への買いも株価指数先物主導で増えたとのことです。

■調整局面の見方

・6月末以降のリバランス(資産配分の調整売り)に加えて、モメンタム(勢い)重視の短期資金の一部が退出したことで、AI・半導体関連株の調整は深まりつつありました。 ・ただ、これはAI・半導体を取り巻くファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の悪化を映すものではないとして、押し目買いを入れる投資家も少なくなかったようです。私も、この見方には個人的に納得しています。

■その他の指標

・東証株価指数(TOPIX)は5日続伸し、終値は前日比49.62ポイント(1.24%)高の4064.60。 ・JPXプライム150指数も5日続伸し、16.61ポイント(0.99%)高の1695.74で終えました。 ・東証プライムの売買代金は概算で11兆8974億円、売買高は22億5276万株。値上がり銘柄数は1226と全体の8割近くで、値下がりは291、横ばいは41でした。

朝方1100円安からの大幅反発で、幅広い銘柄に買いが戻ってきた点は前向きに受け止めています。米利上げ観測の後退という支えがある一方、キオクシアの11%安→10%高に象徴されるように短期資金の振れは大きいままです。私は当面、AI・半導体の調整が需給要因にとどまるのか、値動きの荒さが落ち着くのかを見極めながら、押し目を丁寧に拾っていきたいと見ています。

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